2009年06月16日
猿

こんにちは、チジュヤーです

先日久し振りに沖縄を離れ、日光に遊びに行っちゃいました

あいにくの天気ではあったのですが、遠くの山には霧がかかっていて、近くの木々は瑞々しくて、静かに降る雨が周りの音を消してくれて・・・とても幻想的な雰囲気だったので、むしろ得した気分です

ただ東照宮に行ったときに途中で大雨になり、時間も無いので後半一通り走るように見る羽目になってしまったのが残念

唯一ゆっくりと見れたのが、かの有名な“見ざる言わざる聞かざる”の三猿

皆さんご存知だとは思いますが簡単に説明させていただきますと、これは馬小屋の屋根の下辺りの壁にあり、人の一生を数匹の猿で描いているもので、三猿はその中の一部、人の子供時代を模したものだそうです(簡単すぎますかね、けど専門知識は皆無なのですみません)
私勝手にこの三猿の意味を“知らぬが仏”と同じようなニュアンスかと思っていたのですが、そうではなくて“子供のうちは悪いことは見ない、言わない、聞かないのがいい”という意味だそうです、勉強になりました

ただ私が興味を持ったのはその三猿ではなくて、その右隣にいた二匹の猿。
一匹が身を乗り出すようにして真下を向いていて、もう一匹の猿がその左後ろにそっと寄り添っているんです。
その意味が、“どんなに崖っぷちの時でも必ず近くに友がいる”だそうです。
作品自体も傑作で、更にさりげなく深い意味を持たせる昔に生きた人たちの豊かな感性に触れたようで、なんか思いがけずじーんとしてしまいました。
本当に思いがけなくて、30分以上猿の前から離れない私に一緒にいた友達もさぞ不審がっていたことでしょう(笑)
Posted by airway at 21:27
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チジュヤー